（М45プレアデス散開星団／NASAHubble宇宙望遠鏡）
こんにちわ
星のCafe★プラネにようこそ
このコーナーでは毎月のプラネタリウムということで、
季節毎に見える星や星座、天体現象について
お伝えしていきたいと思います。
ぜひ、星や宇宙に興味がある方は、
ご覧くださいね
遅くなりましたが
2月の星空についてお伝えします
明け方は早くも夏色の星の気配
2月になると、明け方の空には春～夏の星座が見え始め、しし座のレグルスやおとめ座のスピカに月が接近。さらに、水星、金星、火星などが日の出前の空に見え始め、明け方は華やかな星空となっています。とくに、冬場のクリアな空で見る夏の星座はダイナミック。天の川付近には、たくさんの星が見え、うっすらと雲の流れのように見える天の川は夏よりも、よりハッキリと見えます。
双眼鏡があれば、感動的な星空散歩が楽しめます。カノープス『南極老人星』を見つけよう
りゅうこつ座のカノープスは中国では『南極老人星』と呼ばれ、この星を見ると寿命が延びると古くから言い伝えられています。夜更け前にカノープスが南中する2月は観察のチャンス。1等星の明るい恒星ですが、南の空の低い位置にあり、見つけにくい星なので、北日本では地平線から上に昇らず見ることができませんが、福島より南の地域の空では、観察可能です。良く晴れた日の夜、南の空が開けた場所で、おおいぬ座のシリウスから地平線に向かうあたりの低い位置の空に見えます。
冬のピックアップ星座～おうし座～
昴すばる星、アルデバランを探してみよう
占星術では牡牛座生まれといえば、5月の春～初夏の星座ですが、実際の星空では冬の星座になります。
おうし座は、オリオン座に次ぐ、冬の夜空を彩る代表的な星座。
最近、歌のタイトルとしてお有名な一等星アルデバランをはじめ、
プレアデス星団(昴すばる）、ヒアデス星団といった散開星団、かに星雲など、
見応えのある美しい星団や星雲があります。
(画像／国立天文台）
見える時期
11月中旬頃21時頃から東の空から昇る。
20時南中は1月24日頃、4月中旬頃まで見れる。
（以下の星図を参考に探してみましょう）
見つけ方
おうし座はオリオン座の上にあり、牡牛の頭の形を型取ったようにV字型に星が並ぶ、比較的、大きな星座。
おうし座のV字型に星が並ぶ顔の付近にある一等星・アルデバランが目印。
オリオン座の3つ星を結んで、斜め右上に伸ばした先にオレンジ色に輝くアルデバランが見えます。
アルデバランの付近にはヒアデス星団、
おうし座の肩には、昴すばるが輝く
アルデバランの付近には、いくつかの星の集団・ヒアデス星団が、おうし座の肩の位置にはM45 プレアデス星団（すばる）が輝きます。
アルデバランの左上あたりにある、ボンヤリとした小さな柄杓のような形をした星の集まりがプレアデス星団。
これらの星団は双眼鏡で見ると美しい星の集まりが見れます。
とりわけ、プレアデス星団は、双眼鏡でクリアに全体像が見られる最も美しい星団。いつまでも眺めていたくなるほど、宝石のような美しい煌めきが印象的です。
ヒアデス星団は比較的、広い範囲で星団が見られるので、双眼鏡を動かしながら観察してみましょう。
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