損して”徳”取れ！ - 石井瑠香の星のCafé

こんにちわこんばんわ

ここ最近、雨交じりのお天気が続きますが、
晴れると爽やかな初夏の風が心地よいですね。

これから本格的に暑くなりジメジメしてきますが、
湿気（湿邪）にやられないように、

体調管理に努めていこうと思います。

さて、今回は、”陰徳を積む”ことについて

お話しますね。

みなさんは陰徳を積む、あるいは

徳を積むという言葉をご存知ですか？

”陰徳を積む”という意味はざっくり言えば、

人知れず善行を積む行為のこと。

陰徳を積めば良いことが起きると

昔から日本では言い伝えられています。

たとえば、道端に無造作に捨てられていた

ゴミを拾ったり、
落とし物を交番に届けてあげるとか、
困っている人がいたら進んで助けてあげる、、、など、
いろいろな行動が考えられますね。

みなさんは、道端にゴミが落ちていたら、

どうされますか？
あるいは、電車で身体の不自由な方やお年寄りが
目の前に立っていたら、咄嗟に席を譲れますか？

意外と、こうした何気ない人助けや善行は、
とっさの場面ではなかなか行動に移せないもの。

道端のゴミも拾ったほうがいいだろうと

わかっていながらもついつい、

見なかったことにしてしまう。

とくに人目があると、ますます視線が気になり

躊躇してしまいがちです。

でも、私は、こういう場面に遭遇したときに、
いつも思うのは、
神様が”自分の器”を試していると感じること。

”おい！目の前にゴミが落ちているが、

お前はどうするのだ？”
そんなふうに、神様の意思を感じて、
頭の中に声が鳴り響いちゃうわけです。

実は、こういう時にこそ、自分の本性というか、
本当の人間性が試されているような気がします。

こういうふうに、自分を試される場面というのは、
何気ない日常生活の中にたくさんありますね。

たとえば、良くありがちな例としては、
いつも割の合わない面倒な仕事や役割

ばかりさせられて、
ちっとも給料が上がらないし、
周囲は楽をしてイヤなことから逃げてるし
超ムカつく！なんてことは、わりと日常茶飯事。

とりわけ気立てが優しくて

臆病な人ほどイヤとは言えず
黙って引き受けてしまうことも多々あるはずです。

そうなると、何だか、自分が惨めで
情けなくなるかもしれませんが、
それは、実は大きな間違いなんです。

むしろ、それは超ラッキーなことなんですね。

え!　なぜって？

それこそ損して徳取れなんですよ。

イヤなことを甘んじて引き受けるという行為は
実は尊くて賢く、自分の波動を上げる、

まさに徳を積む行為なのです。

イヤなことに、本気で腹を立てて文句を並べて
責任をなすりあっていたら、結局、
相手と同じレベルに闇落ちてしまことになります。

つまり、自分もラクをしたいからこそ、
面倒なことを押し付けられると腹が立つのです。

でも、こういう時こそ、神様は、

しっかりとその人の魂の器、本性を見ています。

もしも、あなたが、相手のズルさや

自分自身の怠慢さを承知したうえで、
イヤな役割を笑顔で快く引き受けたら、
神様はきっとあなたに”よくできました！”と
合格通知を出してくれます。

つまり、目先の”ラクして得したい”という

利益に惑わされず、”徳”を積んだことで、

あなたの運命は確実に良くなっていくはず。

むしろ、誰かに面倒を押し付けたことは
カルマの法則で、いずれ必ずその人に

報いが返ってきます。
自分が与えたことが返ってくる。
それが宇宙の法則であり、

宇宙は、ある意味、誰にでも平等なのです。

なので、そういう目に良く遭う人は

ガッカリしなくてもいいんです。
損をするような場面でこそ最大のチャンス。

むしろ快く引き受けて、
徳を積んでみてはいかがでしょうか？

自分ばかりが損をして！！！と

イライラするよりも、
むしろ、その機会を自分の魂を磨き、
運気を上げるために活かしましょう。

それを地道にコツコツ続けていくと
あなたにとって本当に必要な、

ここぞ！という場面で、どこからともなく
多くの助けや豊かさに支えられ、
あなたを生涯、守り導いてくれると思います。

昔の日本人は、こういう運の仕組みを

とても良く知っていたんだと思います。

陰徳を積むという価値観は、
世の中の不要な軋轢や対立を防ぎ
皆が仲良く平和に助け合っていく社会を築くための、
日本人が古から大切にしていた智慧だと思います。
それは、まさに大和魂の智慧そのもの。

陰徳を積むことは、自分の魂の波動を上げ
人生にたくさんの幸福と豊かさを運ぶ
大切なレッスン。

ぜひ、今日からせっせと徳を積んでみませんか？

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