9月は先月に引き続き、地のエレメンツ(牡牛座・乙女座・山羊座)で3回目のグランド・トリン(幸運の大三角形)が7日頃に起きます。グランド・トリンは、牡牛座を進む天王星・乙女座を進む水星、
山羊座を進む土星によって作られます。
さらに、7日以降から中旬にかけて、火星と天王星がパワフルなアスペクトを形成するほか、多くの星が、活発に絡み合うので、
9月は想像以上にアクティブに物事が進んでいくようです。
さらに、この一連の星の動きは、各々が宇宙から授かった創造性と知性、才能を目覚めさせ、自分が生まれてきた目的に沿って、具体的な行動を起こすようにと強く促すでしょう。
そして、一歩、動き出せば、自分の道を、ようやく歩みはじめた大きな喜びや達成感が得られ、将来的に、物質的にも精神的にも、素晴らしい豊かさが手に入るでしょう。
グランド・トリン以降も、引き続き天王星と土星は9月いっぱいまで幸運の角度をキープし、自分がこれだと思うことに深くコミットメントし探求することで、さらなる飛躍の道が開けてくるはずです。
中途半端な気持ちで片手間で取り組むのではなく、徹底的にやり抜く姿勢でいれば、自分の理想や目的に早く到達できるでしょう。
今月は、自分の可能性をあきらめずに、いかに才能を磨き続けるかで、その後の運命が大きく左右されそうです。
人は誰でも、その人ならではの才能や生き方というものがあります。ですが、ほとんどの人は、自分にはたいした才能も魅力もない、無能な人間だと勝手に思い込んでいます。
ですが、これは、まったくの嘘であり、大きな誤り。
宇宙は、この世に無能な生命など一切創造しないからです。
今月は、まさに自分の無能さを信じ込ませている幻想から目覚めるような出来事が次々と起きるでしょう。
そして、グランド・トリンの影響を受けて活気づいた星達が、
ますます、現実を創造する力を増していく中旬以降から、
あなたの評価が驚くほどあがり、様々な方面で活躍のチャンスが与えられるように。
それは、まったく未知の世界であったり、実力以上のチャレンジになるかもしれませんが、どういう機会が与えられても、怯まずに臨んでみることが大切。
その経験は、求めていた才能や魅力を引き出し、スキルを身に着け、目標や夢を叶えるうえで必ず役に立つはずです。
また、人によっては、何故か苦手なことばかりが巡り、問題解決に取り組むことがあるかもしれません。
ですが、どのような機会が訪れても、宇宙はあなたを讃え、
有能であることを証明してくれています。
オセロの駒を黒から白へと、ひとつひとつひっくり返すように、
あなたの中の“できない”を“できる”に変えるプロセスを
楽しんでくださいね。
9月の星空案内
3日 下弦
8日 白露(太陽黄経165度)
10日 新月
17日 上弦/敬老の日
20日 彼岸の入り
21日 金星が最大光度
23日 秋分 (太陽王系180度)
24日 中秋の名月
25日 満月
注目の天体現象
月が金星、木星、土星、火星に接近
9月は日没後、西の低い空に明るく輝く金星をはじめ木星、火星が見えています。そして、9月12日~20日にかけて、月がこれらの惑星に接近する様子が見れます。12日、13日は細長い月が金星の近くに見えます。14日には木星、17日には土星に、20日には火星に近づきます。日々形を変えながら月が惑星に寄り添うよう様子は、まるで星達がお喋りをしているようで微笑ましいですね。
21日頃は、金星が最も明るく輝く
日没後、西の低い空には金星が明るく輝いているのが見えます。この金星が9月21日最も明るく見える最大光度を迎え、マイナス4・6等の明るさで輝きます。望遠鏡で観察すると三日月のようにかけて見えるのが見どころです。条件さえ良ければ、昼間でも肉眼で青空の中に金星を見つけることができるはずです。
※眼に負担がかかるため、太陽を直接見ないように注意
中秋の名月
秋といえば中秋の名月。これから秋が深まるにつれて、月が、ますます美しさを増して見えます。今年の中秋の名月は9月24日。
中秋の名月は農業の行事と結び付き、『芋名月』とも呼ばれます。今年は24日が中秋の名月、翌日の25日は満月です。
満月と中秋の名月は必ずしも重なるわけではありませんが、
今年は、ほぼ満月の美しい月を眺めることができそうです。
ぜひ、お月見を楽しんでくださいね。
※双眼鏡や望遠鏡で満月を観察する場合は、眼に負担がかかるため、長時間、見過ぎないように気を付けましょう。必要に応じてムーングラスの使用をおすすめします。
(出典/国立天文台から一部引用)